Google社員であると同時にYahoo!Japanの営業マン、といった当時であったが、実際には徐々にYahoo!JapanでのGoogleの掲載頻度が落ち、それに比例してYahoo!からもたらされる売上も減少していた。
詳細は彼らにしか分からないことではあるが、提携当初はYahoo!検索の2回に1回はAdWordsが掲載されていたが、提携解消直前には7回に1回くらいしか掲載されなくなっていた。
"Googleさん、最近、Yahoo!に出ないから困りますよ”
なんてストレートに言われたこともあった。
そしてついに、2004年5月末日を持って、Yahoo Japan!へのGoogleの検索エンジン提供、並びにAdWordsの掲載までもが終了したのである。
これにより、
“Googleを買えばYahoo!Japanにも掲載されます!”
は、もはや成立しなくなり、Google AdWordsそのものを、今まで以上に売り込まなくてはいけないという状況、それも Yahoo! : Google= 3: 1のシェアの中で、 ということになったのである。
Google Japanとしては、死活問題ともいえる状況になったわけだが、自分としては、これでようやくGoogle社員としての本来の営業活動に邁進できる、と武者ブルイのような感覚をもって、自らを鼓舞していた。
*この提携終了に関して、代表的な業界ウォッチャーであったJeff Rootの記事を読むと、当時の検索サービス提供企業を取り巻く環境が良く分かるので、参考までにお伝えいたします。
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