2013年3月17日日曜日

シュガーマン

「ハーブ&ドロシー」を制作した佐々木芽生監督が絶賛のドキュメンタリー映画『シュガーマン』を角川シネマ有楽町で観ました。

主人公はロドリゲスというミュージシャン。70年代デトロイトで有名プロデューサー
に才能を見いだされ、ボブ・ディランと比較されるほど期待を集めてデビューするも
のの、僅か二つのアルバムのみで音楽シーンから消え去る。しかし、彼のメロディと歌詞がアパルトヘイト時代の南アフリカで自然発生的に共感を得て、一大ブームが巻き起こるが、音楽シーンから消え、死亡説すら流れている消息不明なロドリゲスは、そんなことを知る由もなかった。(当然、70年、80年代のインターネット普及前の話です)


これ以上書くとネタバレになってしまうが、、とにかく登場人物の表情がたまらない映画でした。
インターネットがこれだけ普及した現代では、このような話は生まれないだろう。
いやぁ、映画って本当にいいもんですね。
http://www.sugarman.jp/

2012年8月23日木曜日

乃木坂にて

今、自分が勤めるオフィスは東京 赤坂の乃木坂にあります。
"乃木坂" の由来は、東郷平八郎とともに日露戦争の英雄と賞される乃木希典将軍 の邸宅がこの地にあったことによります。
ちなみに、"乃木坂"と名付けられる前は、暗くていかにも幽霊が出そうな坂、ということで幽霊坂と呼ばれていたようです。(地図にも記載されています)

日露戦争での乃木将軍の武功は世界中にとどろいておりますが、自身の二人の息子を共に日露戦争で失っております。
将軍自身、日本の津々浦々、時間があれば戦死者の遺族を自ら訪ね歩いていたと言います。
そして何よりも、当時の日本を揺るがしたのは、乃木将軍が明治天皇の大葬の日に、夫人静子と共に自宅で殉死という最期を選んだことです。
学生時代に読んだ夏目漱石の「こころ」。この小説中の非常に重要なテーマとして、この乃木将軍の殉死が扱われており、それにより乃木希典という明治の軍人を知りました。

今、この地には、御夫妻の御霊を祀った乃木神社と当時の邸宅がそのままに残されております。

(乃木神社)

(旧乃木邸)

(大将夫妻殉死の室)


灯台下暗しといいますが、毎日通っているオフィスのすぐ近くにある、このような歴史ある場所を今一度訪れるのも、日本再発見のひとつと言えるのかもしれません。


追伸: 乃木神社 御祭神百年記念のひとつとして、今なら乃木坂46という女性アイドルの子たちが、乃木神社の由緒について説明してくれるようです。
乃木坂46“七福神”各メンバーのポスターにカメラをかざすと、画面上にメンバーが現れ、動画により乃木神社の解説をするというものらしいです。
写真のようなポスターが至る所に置いてありました。




良くわからないですが、、今の世の中なんでもあり!

2012年6月30日土曜日

Facebookファン数急増中


私たちが運営しているALEXCIOUSは、この六月で一周年を迎えました。
世界中のお客様にサービスを提供するということを目標に、開設当初より英語のみでのWebサイト運営を行うという野心的な取り組み、試行錯誤を続けております。
そのようなプロセスを経て、成功したこと、失敗したことの両方から学習し、次の成功につなげるためのアクションを素早く実行することが何よりも大事であると実感しております。


そんな数々の取組みの中で、最近以前よりも結果を残すスピードが早くなっていることのひとつとして、ALEXCIOUSのFacebookページでのファン獲得が挙げられます。
今年4月末時点でのファン数は約30,000人でしたが、この6月末には約80,000人となり、おかげさまで加速度的に増えております。
(ご参考) fbrank.main.jp 準日本語ランキング 54位  *2012年6月30日時点


4月末に、我々はFacebookファンページを運用する当面の目的を以下のように明確にすることにいたしました。

"ユーザーの関心を惹くための情報を発信し、ALEXCIOUSのファン数を増やす。具体的には×月までに×人を目標にする"


それまで行っていたのは、ALEXCIOUSで取り扱う商品を毎日紹介するというものでしたが、これを機に方針を変えたのです。
ALEXCIOUSや製品の前に、日本の文化そのものに興味を持ってもらうよう、日本に関するトリビア的なことを毎日一記事 Japan - A Daily Glimpse  というタイトルで紹介することにいたしました。その内容は歴史・文化といった伝統的なことから、アニメキャラクターの乗り物紹介(これがなぜか人気あり)といったことまで、幅広く日本に対する興味関心を持ってもらうように心がけております。
また、それにともない、ファン獲得のためのFacebook広告の運用方法も変更いたしました。
"×月までに×人を目標にする" の達成に向けて、楽しみながら引き続き試行錯誤を続けていきたます。


また、その当面の目標だけではなく、よりスケール感のあるファン数獲得施策とALEXCIOUS Facebookショッピングのご利用促進についても、Plan Do Check Action をスピードアップして行っていきたいと思います。




2012年6月1日金曜日

(宣伝..)まるでお店にいるかのようなオンラインショッピング

*仕事の宣伝で恐縮です

本日、ALEXCIOUS上にてパノラマバーチャルショップをオープンしました。
"パノラマバーチャルショップって何?" という皆様には、百聞は一見に如かずということで、まずはこちらをご覧いただければと思います。
今回オープンしたパノラマバーチャルショップは、株式会社能作さんのパレスホテル東京店をALEXCIOUS上に再現し、お店でのディスプレイそのままに商品をご覧いただき、オンライン上で購入することまで可能にするものです。
これは、ALEXCIOUSでは初めて提供するサービスとなります。

私たちは、"日本の優れた資産をグローバルビジネスとしてプロデュースしていく" というミッションに基づき、世界中のユーザーをお客様とし、現在のところは実店舗を持たず、オンラインショップのみで販売を行っております。
オンラインショップの可能性を追求し、世界中のユーザーに最高の購買体験を提供するという意気込みで日々仕事に取り組んでおりますが、ユーザーの皆様からは、

"この製品はどこで買えるのですか?"
(そのコメントが書かれているページからお買いあげいただけるのに...)

"ALEXCIOUSのお店はどこにありますか?"

"ユーザーは製品を手にとらないと買わないですよ”

といったご質問、ご意見をいただくことも多く、何かしらの方法でこうしたご期待に沿えないものかと、兼ねてより思いを巡らせておりました。
そんな中、ある出会いにより、インターネットにおけるリアルとバーチャルの融合を促進する技術の研究開発、製品化に取り組んでいるカディンチェ株式会社さんと知り合い、お互いにベンチャー企業同士という共通点もあり、コラボレーションが実現する運びとなりました。

5月17日に新規オープンした能作さんのパレスホテル店のインテリア、素晴らしい製品の数々を、まるでお店にいるかのように体験することができますので、ぜひご利用ください。
(6月30日までにALEXCIOUSにて能作製品をお買い上げいただくと、特製マドラーと500円相当のポイントを差し上げておりますので、どうぞよろしくお願いします!)
http://www.alexcious.com/campaign/nousaku


これからも、世界中のユーザーに最高の購買体験を提供することを目標に、同様の取り組みを活発にしていきたいと思います。


2012年5月6日日曜日

南條隆一座とスーパー兄弟

横浜 三吉演芸場へ"南條隆一座とスーパー兄弟"の公演を観に行ってきた。
大衆演劇というジャンルに属するエンターテインメントであり、自分にとっては初めての体験であった。
大衆演劇で思いつくことと言えば、、梅沢富美男、東十条にある篠原演芸場(小さい頃、近くに住んでいたことがあるので)、一万円札で造った首輪のおひねり、、そして最近では北野武映画に出演した早乙女太一、といった断片的なものであるが、一言で言えば中高年女性向けの娯楽なので、自分には縁のないものだと思っていた。
今回、好奇心旺盛なごく身近な方から当日のお誘いを受けたのだが、自分だけ行かないわけにもいかず、、といった流れになり、ひょんなことから行くことになった。
 
(当日の三吉演芸場入口) ここをくぐると未知の世界への好奇心が少しずつわいてきました....



入口で料金2,200円を払い、舞台正面の一般席に座に客席を見渡してみたが、やはりお年を召された女性が多かった。お客さんの入りは良く、開園前にはほぼ満員になっていた。
今回の、南條隆一座とスーパー兄弟の公演。
予備知識が全く無い状態で観に行ったのだが、開演前に劇場をうろちょろしたりして幾つか分かったことがあった。

(開始前に分かったこと)
・公演は二部構成で、第一部はお芝居、第二部はグランドショー といった形式になっているらしい。

・5月1日から29日まで三吉演芸場で公演しており、芝居の演目は日替わりになっているらしい。

・この劇団には座長が二人いて、その名前は龍 美麗 と 南條 影虎 らしい。

 

 

そうこうするうちに、お芝居 "沓掛時次郎" がはじまった。
 主役の時次郎を演じるのは龍 美麗。
”座長っ!”
の掛け声と共に颯爽と登場した彼は、精悍な二枚目であり、ストイックな役柄である時次郎を見事に演じていた。
約90分のお芝居であったが、ストーリーが面白いということだけでなく、役者の演技が素晴らしく、台詞まわしも魅力的で、飽きることなくあっという間に時が過ぎていった。
自分の前で観劇していたご婦人は、すっかり劇に感情移入して何度もタオルで目を拭っていたが、それほどまでに観客を芝居にひきこませる実力を持った役者ばかりであった。

"中高年女性向けの娯楽なので、自分には縁のないもの" なんていう先入観は、芝居の途中ですっかり吹き飛んでいた。

良い意味で期待を裏切られ、登場した役者に心からの拍手喝采!
素直に、おもしろかったです!

そして、第二部のグランドショー。
グランドショーというのは何だろう?
と思っていたのだが、はじまってみれば、歌謡曲にあわせて、約20人の劇団員のみなさまがひとりひとり踊りを披露する、ということが分かった。
これがもうサービス満点で、全役者さんたちがノンストップ・ローテーションで出演して、しかもひとりひとりがお色直しをして登場するというサービス精神に溢れていて素晴らしい。
昭和の演歌、歌謡曲もあれば、現代のジャニーズ、AVEX系もありというバリエーションの中で、役者が日舞的な踊りを披露するのですが、その独特の色気に満ちた目線とムーブがとにかく後をひくほど印象的。
 
これは、第二部グランドショーだけではなく、公演全体を通しての印象であるが、とにかく役者の方々、特に座長の二人の色気というのが半端ないのである。
色気という言葉は適切でないかもしれない 。
彼らは大衆演劇一座に生まれ、2、3歳で初舞台に立ち、幼いころから一座と共に日本各地を巡業し、全ての人生を芸能に捧げてきた "ナチュラルボーン役者"  である。
そうした予備知識がなくても、彼ら役者がそういう人生をおくってきた人にしかだせないオーラ、色気をむんむんに放っているということを、目の前で観ればきっと感じることだろう。

例えていうなら、マイケルジャクソン。
彼は幼いころから、兄弟共々ショービジネスの世界だけで生きてきた人である。
一般人が体験するような世界を知らずに、自分の人生をエンターテインメントにひたすら捧げてきた。
だからこそ、ぽっと出の歌手とは一線を画した卓越した技術を持ち、エンターテイナーとしてのすさまじい色気をはなっていたと言えるのではないか。

自分は、この龍 美麗 と 南條 影虎という二人の座長の演技と踊りを通じて、そうした感想を持ち、その一挙手一投足に大いに楽しませてもらいました。

 
第二部もたっぷり90分。 あわせて3時間の公演でしたが、このような素晴らしい技術をもったエンターテイナーの芝居とショーで2,200円というのは、とても安いと思う。
あるいは、この値段だからこそ、大衆演劇として歴史を築いてきたのかもしれない。
しかしながら、一つだけ言えるのは、
"2,200円以上のお金をとりながら、この劇団以上の エンターテインメントを提供しているものが、世の中にどれだけあるのだろうか?”
ということである。

中高年のご婦人だけのもの、とするには勿体ないくらい楽しいのが、 南條隆一座とスーパー兄弟のパフォーマンスでした。
また観に行ってみたいと思います。
ここでしか体験できない何かがあるから。
先入観を持たずに、ぜひ一度、彼らプロの役者のエンターテインメントをご覧になることをおすすめします。

 (公演終了後) 出演者全員で客を見送ってくれます。本当は二人の座長と写真を撮りたかったのですが、なぜか遠慮してしまいました。


 









2012年4月21日土曜日

六然(りくぜん)

昨日お会いした人生の大先輩。70代の今の楽しみは、アフリカ奥地で原住民とテント生活を共にするような冒険。
”何があるか分からないところの方が面白いじゃん”
のお言葉にしびれた。
お話しの最後に"六然"を教えていただく。
経験に裏打ちされた言葉の重みに敵うものはないと実感。

自処超然(じしょちょうぜん)
 自ら処すること超然
 自分自身に関しては、世俗の物事にとらわれないようにすること

処人靄然(しょじんあいぜん)
 人に処することあい然
 人に接しては、相手を楽しませ心地よくさせること

有事斬然(ゆうじざんぜん)
 有事には斬然 
 何か事があるときは、ぐずぐずしないできびきびとやること

無事澄然(ぶじちょうぜん)
 無事には澄然
 何も事がないときは、水のように澄んだ気でいること

得意憺然(とくいたんぜん)
 得意にはたん然
 得意なときほど、静かで安らかな気持ちでいること

失意泰然(しついたいぜん)
 失意には泰然 
 失意のときにも、泰然自若としていること


2012年4月19日木曜日

石巻、女川、雄勝を訪れて


2011年3月11日の東日本大震災。
あれから一年以上を経た今となって行くことの後ろめたさを感じつつ、宮城県石巻市、女川町、雄勝を訪れてきた。
高台にある女川町の病院、今そこから見えるのは、かもめが鳴く静かで綺麗な海だった。
あの日もいつものようにきっとこんな穏やかな景色であったに違いない。
しかし、その海-人々の生活を支える母なる海が突如として牙をむく..
その壮絶な現実をその場所で感じた。苦しいほどに胸がつまった。
 
自分にできることはただ合掌することしかない。



                                                      (女川町立病院から撮影) 

今回の訪問は、ある方たちとの素晴らしい出会いにより実現した。
一般社団法人MAKOTOの竹井代表、濱本さん、小尾さん、本多さんー 仙台の地で「復興志士ファンド」を立ち上げ、東北からチャレンジする起業家を輩出するための基盤をつくり、ひいては日本を変えるという高い志を持った方々とのご縁である。

自分が役にたてること、それを考えて実行していくことで、少しでもこの国のためになればと心を新たにする。
自分の現在の仕事で出来ることは何でも取り組むのだ。

それしかない。



(石巻)


復興にとって一番大事なこと、それは何にもまして雇用創出だと、現地の方が力説されていた。
震災前の石巻は日本製紙の工場で働く方々と水産加工工場に従事される方がほとんどであった。
その雇用元である日本製紙の工場は、まだフル稼働しておらず、水産加工工場は再建半ば。
事はそんなに簡単ではないことを思い知らされる。









ラーメン店、うつのみや食堂店主の宇都宮さん宅にて、特別にラーメンをご馳走いただいた。

お店は全壊認定をされるほどのダメージを受け、宇都宮さんご自身も震災後にご両親を相次いで亡くされるという過酷な時間を過ごされた。
それでも周囲のために炊き出しを続けるなど、献身的な活動を続ける店主、自分が同じ立場なら決してできないことだと頭が下がる。
とてもお店を再開できるような状況ではないが、店主は再開を決意したとお話しされていた。
それには、各地からボランティアで現地に根付いて活動している若者達が大きく影響しているとのことであった。
”この子達がいなければ、もう一度お店をやろうなんて思わなかった”
という言葉に考えさせられることが多かった。
 一口一万円からのオーナー制度で復活を期するうつのみや食堂、あっさりした美味しいラーメンだけでなく、酸辣湯麺(写真)そして、小龍包餃子(!)、ピザ(!)など、店主のこだわりメニューで再開するとのことなので、その際にはまた是非食べに来たい。

 (雄勝)
特産品「雄勝硯(すずり)」の産地、日本産すずりの約9割を生産する地であるが、全家屋の9割が被災するという壊滅的な被害を受けてしまった。
高台の道路から、その町が見えてきたとき、そこにあった風景は何もない、まるで焼け野原のような衝撃的な光景であった。
思わず息を飲む...
雄勝硯生産販売協同組合の事務局長の方にお話を伺ったが、現在はすずりの生産は再開に至っていないとのことであった。
石を掘削して切る機械が壊れ、その修理に時間と費用がかかっていること、そして職人の方々の高齢化と何よりも震災による損失が多きすぎるという事実。
長い道のりになるかもしれないが、必ずや復興して欲しいという気持ちが心から湧いてくる。